トカゲ釣りをやってみたいけれど、「どんなエサを使えばいいの?」「家にあるもので代用できる?」「全然食いつかないのは失敗?」と不安に感じている人は多いのではないでしょうか。特に初めて挑戦する場合、エサ選びを間違えると、トカゲがまったく反応せず「向いてないのかも」と諦めてしまうこともあります。
結論から言うと、トカゲ釣りはエサの種類と使い方を正しく知るだけで、成功率を大きく上げることができます。難しい道具や特別な知識がなくても、トカゲの食性を理解すれば十分に楽しめます。
逆に、間違ったエサを選んだり、与え方を知らないまま試すと、エサを無視されたり、逃げられてしまう原因になります。特に自然界で食べないものを使ってしまうと、何時間待っても釣れないことも珍しくありません。
この記事では、トカゲ釣りに使えるエサの種類や特徴、家にあるもので代用できるのか、食べないときの対処法まで、初心者でも失敗しにくいポイントをわかりやすく解説します。読み終える頃には、自信を持ってトカゲ釣りに挑戦できるようになります。
- ・トカゲ釣りで反応がいいエサの基本がわかる
- ・家にあるもので代用できるエサと注意点を解説
- ・食べない・釣れない原因と具体的な対処法が学べる
- ・カナヘビ釣りとのエサの違いもまとめて理解できる
目次
トカゲ釣りのエサの基礎知識と種類の違い

トカゲ釣りを成功させるためには、いきなりエサの話だけを知るのではなく、まず「どんな準備が必要なのか」を整理して理解することが大切です。道具が足りなかったり、扱い方を知らないまま始めてしまうと、エサが良くてもトカゲを驚かせて逃してしまう原因になります。ここでは、初心者でも無理なくそろえられる最低限の道具について、なぜ必要なのかという理由も含めて詳しく解説していきます。
トカゲ釣りに必要なものは何?最低限そろえる道具
結論からお伝えすると、トカゲ釣りに必要な道具はそれほど多くありません。基本となるのは「糸」「竿代わりになる棒」「エサ」「観察用のケース」の4つがそろっていれば十分です。高価な専用道具がなくても、身近なもので代用できるため、初めての人でも気軽に始められます。
なぜこの程度の道具で成り立つのかというと、トカゲ釣りは魚釣りのように重たい仕掛けや強い引きを想定していないからです。対象となるニホントカゲやカナヘビは体が小さく、警戒心はあるものの、エサに集中しているときは比較的シンプルな仕掛けでも反応してくれます。そのため、複雑な装備よりも「扱いやすさ」と「自然に見えること」が重要になります。
環境省や各自治体が公開している自然観察に関する資料でも、爬虫類の観察や採集は「生きものに負担をかけない簡易な道具」を使うことが推奨されています。特に子ども向けの自然体験学習では、危険な道具を使わず、短時間で観察を終えることが望ましいとされています。こうした考え方からも、最低限の道具で行うトカゲ釣りは理にかなった方法と言えます。
具体的に必要な道具を、役割ごとに整理すると次のようになります。
- ・エサを結びつけるための糸
- ・糸を固定するための棒(竿代わり)
- ・トカゲの興味を引くエサ
- ・捕まえた後に一時的に入れるケース
まず糸についてですが、釣り糸である必要はありません。木綿糸や裁縫用の糸、ミシン糸などでも十分に代用できます。ただし、あまりにも太い糸だとエサが不自然に見えて警戒されやすくなります。反対に細すぎる糸は切れやすいため、少し引っ張っても切れない程度の強さを目安に選ぶと安心です。
次に竿代わりになる棒ですが、これは公園や空き地で拾える細めの木の枝で問題ありません。長さは50cmから1m程度あると扱いやすく、トカゲとの距離も保ちやすくなります。あまり短いと近づきすぎて逃げられることがあり、逆に長すぎると操作が難しくなるため、子どもの腕の長さに合わせて調整すると失敗しにくくなります。
エサについては後の見出しで詳しく解説しますが、この段階では「トカゲが動くものに反応しやすい」という点だけ押さえておけば十分です。ミミズや昆虫など、自然界で口にしているものを意識することが大切で、人間の感覚でおいしそうな食べ物を選ばないよう注意が必要です。
観察用のケースも重要な道具のひとつです。釣れたトカゲをそのまま手で持ち続けると、驚いてしっぽを切ってしまうことがあります。そのため、通気穴のあるプラスチックケースや虫かごを用意しておくと安心です。ケースの中には土や落ち葉を少し入れておくと、トカゲのストレスを減らすことにつながります。
実際の体験例として、小学生の自由研究でトカゲ釣りを行ったケースでは、以下のような身近な道具が使われています。
| 道具 | 使用したもの | 工夫した点 |
|---|---|---|
| 糸 | 裁縫用の白い糸 | 地面の色に近く目立ちにくい |
| 棒 | 公園で拾った枝 | 先端を少し削って糸を結びやすくした |
| エサ | 小さなミミズ | 短く切って動きやすくした |
| ケース | 虫かご | 日陰に置いて温度上昇を防いだ |
このように、特別な道具を買わなくても工夫次第で十分にトカゲ釣りは楽しめます。むしろ、身近なものを使って準備することで、自然との距離が近くなり、観察そのものが学びにつながります。
最後にまとめとして、トカゲ釣りに必要な最低限の道具は「安全に扱えること」「自然に溶け込むこと」「トカゲに余計な負担をかけないこと」を基準に選ぶことが大切です。このポイントを押さえて準備をすれば、エサ選びや実践テクニックに進んだときも失敗しにくくなり、トカゲ釣りをより楽しく体験できるようになります。
エサは何?自然界での主な食べ物

トカゲ釣りで使うエサを考えるとき、最も大切なのは「トカゲが自然の中で何を食べて生きているか」を知ることです。結論から言うと、多くのトカゲは植物や人間の食べ物を好むわけではなく、主に小さな生き物を捕まえて生活しています。そのため、自然界での食生活から大きく外れたエサを使っても、ほとんど反応しません。
なぜこの点が重要なのかというと、トカゲは視覚に頼って獲物を探す生き物だからです。動かないものや、見慣れない形・においのものには警戒心を示しやすく、口に入れる前に逃げてしまうことが多くなります。自然界で日常的に食べているものに近いエサほど、「安全そう」「食べられそう」と判断しやすくなります。
環境省や各地の自然観察ガイドでは、ニホントカゲやカナヘビは「昆虫類を中心とした小動物食」として紹介されています。特に幼体から成体まで共通して食べられているのが、地面や草むらに多く生息する小型の虫です。これは長年の観察データからも分かっており、自然観察会や学校教育の教材でも同じ内容が繰り返し説明されています。
具体的に、自然界でトカゲがよく食べているものを整理すると、次のような種類に分けられます。
- ・アリや小型の甲虫などの小さな昆虫
- ・クモやダンゴムシなど地表を動く生き物
- ・バッタやコオロギの幼虫
- ・ミミズなど柔らかく動きのある生き物
これらに共通しているのは「小さい」「動く」「捕まえやすい」という点です。トカゲは大きな獲物を追いかけるほどのスピードや力を持っていないため、自分の口に無理なく入るサイズのものを狙います。また、地面や低い草の中で生活しているため、空を飛ぶ虫よりも、地表付近を動く生き物に反応しやすい傾向があります。
実際の観察例として、公園や河原でトカゲを見ていると、落ち葉の下や石の周りを素早く確認しながら動き回っている様子がよく見られます。これは、そこに虫やクモが潜んでいる可能性が高いからです。人の気配がなくなると、ゆっくりと近づいて一気に口を伸ばし、獲物を捕まえる姿も確認されています。
一方で、パンくずや米粒、果物のかけらなどを置いても、トカゲが近寄らないことがほとんどです。これは「お腹が空いていない」わけではなく、「食べ物として認識していない」ためです。自然界に存在しないものは、危険なものとして避ける本能が働くため、エサとしては不向きだと言えます。
まとめると、トカゲ釣りで使うエサは、人間の感覚ではなく、トカゲの自然な食生活を基準に考えることが重要です。この理解があるだけで、次に紹介する「反応がいい餌の特徴」がより分かりやすくなります。
トカゲが一番好きな食べ物は何?反応がいい餌の特徴
トカゲが特に強く反応するエサには、いくつかの共通した特徴があります。結論としては、「動きがあり、サイズが合っていて、自然界で見慣れているもの」が最も成功率を高めます。単純に好物というよりも、「捕まえやすく安全そう」と感じるかどうかが重要な判断基準になります。
なぜ動きがそこまで重要なのかというと、トカゲは視覚で獲物を見つける際、動くものに強く反応する性質を持っているからです。止まっている虫よりも、少しでも動いている虫の方が「生きている」「食べられる」と認識されやすくなります。これは爬虫類全般に共通する特徴で、専門書や飼育ガイドでも繰り返し説明されています。
実際、学校の自然観察活動や自由研究の記録を見ても、成功率が高いエサとして最も多く挙げられているのがミミズや小型の昆虫です。特にミミズは、くねくねと動くため視認性が高く、匂いも自然界そのものなので、トカゲが警戒しにくいという利点があります。
反応がいい餌の特徴を整理すると、次のポイントに分けられます。
- ・自分で動く、または揺らすと自然に動いて見える
- ・トカゲの口に無理なく入る大きさ
- ・強い人工的なにおいがしない
- ・地面や草むらにいそうな見た目
例えば、同じ昆虫でも成虫の大きなバッタより、小さなバッタの幼虫の方が反応が良いことがあります。これは、捕まえるまでの失敗リスクが低く、エネルギー効率が良いためです。トカゲにとっては「確実に食べられるかどうか」が非常に重要なのです。
実例として、ある地域の自然体験イベントでは、複数のエサを使ってトカゲ釣りの反応を比較した記録があります。その結果、動かない餌や人工物に近い餌はほとんど無視され、ミミズや小型昆虫を使った場合に明らかに反応回数が多くなったと報告されています。
| エサの種類 | トカゲの反応 | 理由 |
|---|---|---|
| ミミズ | 非常に良い | 動きが大きく自然界そのもの |
| 小型昆虫 | 良い | 見慣れていて捕まえやすい |
| パン・米粒 | ほぼ反応なし | 食べ物として認識されない |
| 人工ルアー | 反応しにくい | 見た目や動きが不自然 |
また、同じエサでも使い方によって反応が変わる点も見逃せません。糸の先でエサを少し揺らしたり、地面を這うように動かすだけで、トカゲが急に興味を示すことがあります。これは「逃げる獲物」を演出できるためです。
一方で、エサを大きく振り回したり、急に近づけすぎると、逆に驚かせて逃げられてしまいます。反応がいい餌ほど、使い方が雑だと失敗につながるため、ゆっくりと自然な動きを意識することが大切です。
最後にまとめとして、トカゲが一番好きだと感じやすいエサは、特別なものではなく、自然界で日常的に口にしている小さな生き物です。その特徴を理解し、動きやサイズを意識して使うことで、トカゲ釣りの成功率は大きく高まります。次の実践テクニックにつなげるためにも、この基本をしっかり押さえておくことが重要です。
トカゲ釣りのエサの作り方と実践テクニック

トカゲ釣りを実際に成功させるためには、エサの知識だけでなく「どうやって仕掛けを作り、どう動かすか」という実践的な工夫が欠かせません。ここからは、初めてでも失敗しにくい基本的な仕掛けの作り方から、使う道具の考え方、さらに罠として置き餌を使う場合のコツまで、段階的に理解できるように解説していきます。難しい技術は必要なく、自然の中でトカゲがどう行動しているかを想像することが大切になります。
作り方は?基本の仕掛け
トカゲ釣りの仕掛けは、結論から言うと「糸の先にエサをつけて、自然に動かす」だけの非常にシンプルな構造で十分です。魚釣りのように針を使う必要はなく、トカゲがエサに噛みついた瞬間を狙って、そっと引き上げる方法が一般的です。
このような仕掛けが有効な理由は、トカゲの口の構造と捕食の仕方にあります。トカゲは獲物を丸飲みするのではなく、噛みついて押さえ込むように捕まえます。そのため、エサに針を仕込まなくても、糸に絡んだ状態で十分に捕獲が可能です。環境省や各地の自然観察プログラムでも、野生生物への負担を減らすため、針を使わない方法が推奨されています。
基本の仕掛けは、次の手順で作れます。
- ・糸を30〜50cmほどの長さに切る
- ・片方の端を棒や枝にしっかり結ぶ
- ・反対側の端にエサを軽く結びつける
ポイントは「エサを強く固定しすぎないこと」です。ぎゅっと縛りすぎると、エサが不自然な形になり、トカゲに警戒されやすくなります。ミミズなどの場合は、体の中央あたりに糸を軽く巻きつける程度で十分です。
実際の観察例として、小学生の自然体験教室では、この方法を使って短時間で複数のトカゲを観察できたという報告があります。針を使わないため安全性が高く、トカゲへのダメージも最小限に抑えられた点が評価されています。
仕掛けを動かすときは、地面を這う虫をまねるように、ゆっくりと動かすのが基本です。急に持ち上げたり、大きく揺らすと、トカゲは危険を感じて逃げてしまいます。目の前を横切るように動かすと、反射的に飛びついてくることが多くなります。
まとめると、基本の仕掛けは「簡単・安全・自然」がキーワードです。複雑な構造にしなくても、トカゲの行動を理解したシンプルな仕掛けの方が、結果的に成功率は高くなります。
道具は何を使う?専用道具と代用品
トカゲ釣りに使う道具については、「専用のものが必要なのでは?」と心配する人も多いですが、結論としては必ずしも専用道具は必要ありません。身近にある物で十分に代用でき、それでも問題なく釣りが成立します。
この理由は、トカゲ釣りが精密な操作や強い力を必要としないからです。魚釣りの竿のような弾力やリールの機能は不要で、むしろ軽くて扱いやすい道具の方が向いています。自然観察を目的とした活動では、子どもでも安全に扱える簡易な道具が推奨されている点も、この考え方を裏付けています。
専用道具と代用品を比較すると、次のような違いがあります。
| 項目 | 専用道具 | 代用品 |
|---|---|---|
| 竿 | 小型釣り竿 | 木の枝、割り箸、竹串 |
| 糸 | 細い釣り糸 | 裁縫糸、木綿糸 |
| ケース | 爬虫類用ケース | 虫かご、プラケース |
専用道具のメリットは耐久性や見た目の良さですが、トカゲ釣りにおいては大きな差にはなりません。むしろ、代用品の方が軽く、自然に溶け込みやすいという利点があります。
例えば、竿として使う枝は、太すぎず細すぎないものを選ぶことが重要です。直径1cm前後で、手に持ったときに軽いものが扱いやすくなります。先端が分かれている枝を選ぶと、糸を結びやすく、動かすときも安定します。
糸についても、透明な釣り糸である必要はありません。地面の色に近い糸を選ぶことで、トカゲに気づかれにくくなります。白や薄茶色の糸は、土や枯れ草の中では意外と目立ちにくいという実例もあります。
実際の体験談として、家庭にある割り箸と裁縫糸を使ってトカゲ釣りを行ったケースでは、初挑戦でも短時間で反応が得られたと報告されています。特別な準備が不要だったことで、子どもが主体的に試行錯誤できた点も学習効果が高かったとされています。
まとめとして、道具選びで大切なのは「高価かどうか」ではなく、「安全で扱いやすいか」「自然に見えるか」という視点です。この基準で選べば、専用道具でも代用品でも、トカゲ釣りを十分に楽しむことができます。
罠にかけるときの餌は?置き餌のコツ
トカゲ釣りには、糸で直接釣る方法だけでなく、罠のようにエサを置いて反応を待つ方法もあります。結論から言うと、置き餌を使う場合は「場所選び」と「エサの置き方」が成功の大きな分かれ目になります。
この方法が成立する理由は、トカゲが決まった行動範囲を持って生活しているからです。日光浴をする場所、エサを探す場所、隠れる場所はある程度決まっており、その動線上にエサがあれば、警戒しながらも近づいてくる可能性があります。
環境省が公開している野生生物観察の資料でも、爬虫類は「日当たりが良く、すぐに隠れられる場所」を好むとされています。この条件を満たす場所に置き餌を設置することで、自然な形でエサに気づかせることができます。
置き餌に向いている場所の特徴は、次の通りです。
- ・石やブロックの近く
- ・草むらの縁
- ・日向と日陰の境目
- ・落ち葉や枯れ草が少しある場所
これらの場所は、トカゲが普段から移動している可能性が高く、エサを見つけやすい環境です。完全に開けた場所に置くと、天敵に狙われやすいため、トカゲが警戒して近づかないことがあります。
エサの置き方にも工夫が必要です。ミミズや昆虫をそのまま地面に置くと、すぐに逃げたり、他の生き物に持っていかれることがあります。そのため、小さな石の影や、浅いくぼみの中に置くと、自然に見えつつ長持ちします。
実例として、河原で行われた自然観察では、石の下に半分隠すようにエサを置いた場合、完全に露出させた場合よりもトカゲの接近率が高かったという記録があります。これは「隠れながら食べられる」という安心感が影響していると考えられています。
また、置き餌を使う場合でも、完全に放置するのではなく、少し離れた場所から様子を観察することが重要です。トカゲがエサに近づいたタイミングで、そっと近づいて捕獲や観察を行うと成功しやすくなります。
最後にまとめとして、罠にかけるような置き餌の方法は、トカゲの行動パターンを理解し、環境に合わせた工夫をすることで効果を発揮します。無理に追いかけるのではなく、トカゲの生活リズムに合わせる意識を持つことが、実践テクニックとして最も重要なポイントです。
餌は家にあるものでも代用できる?

トカゲ釣りの餌については、「わざわざ外で虫を捕まえなくても、家にあるもので代用できないか」と考える人が多いです。結論としては、家にあるもので代用できるケースは限られており、成功率を安定させたいなら注意が必要です。まったく不可能ではありませんが、自然界の餌とは条件が大きく異なるため、工夫しないと反応はかなり下がります。
その理由は、トカゲが餌を判断するときに「動き」「見慣れた姿」「安全そうかどうか」を重視しているからです。家にある食材の多くは、トカゲにとって自然界では見たことのないものです。そのため、強い警戒心が働き、近づかなかったり、においだけを確認して立ち去ることがよくあります。
環境省や自治体が公開している自然観察向けの資料でも、野生の爬虫類に人工的な餌を与えることは推奨されていません。これは、食べない可能性が高いだけでなく、誤って口にした場合に体調を崩すリスクがあるためです。こうした点からも、家にあるものを使う場合は「一時的な代用」にとどめる意識が重要です。
それでも代用として使われることがあるものを整理すると、次のような例があります。
- ・加熱していない生の魚の切れ端
- ・無調味の生肉を極小サイズにしたもの
- ・釣具用の乾燥ミミズ(家に在庫がある場合)
これらは「動かない」「においが強すぎる」といった欠点がありますが、糸の先で軽く揺らすことで、動く獲物のように見せられる場合があります。ただし、パンやご飯、ハム、ソーセージなどの加工食品は、見た目もにおいも不自然なため、ほとんど反応しません。
実例として、自由研究で家にあるもので試したケースでは、生肉を使った場合は近寄る様子は見られたものの、実際に食いつくまでには至らなかったという報告が多くあります。一方、同じ場所でミミズに切り替えた途端、すぐに反応があったという記録も残っています。
このことから、家にあるもので代用する場合は「どうしても外で餌を確保できないときの応急対応」と考えた方が無難です。確実に釣りたい、観察を成功させたいという目的があるなら、自然界に近い餌を選ぶ方が結果的に近道になります。
まとめると、家にあるもので代用できる可能性はゼロではありませんが、トカゲの本来の食性から外れるほど成功率は下がります。無理に代用にこだわらず、自然に近い餌を使うことが、最も失敗しにくい選択です。
餌食べない時はどうする?考えられる原因
トカゲ釣りをしていると、「目の前に餌を出しているのに全く食べない」という状況に直面することがあります。結論から言うと、これは餌そのものが悪いとは限らず、環境やタイミングなど複数の要因が重なっているケースがほとんどです。
トカゲが餌を食べない理由として多いのは、「警戒している」「空腹ではない」「条件が合っていない」という3つです。野生のトカゲは、常に天敵に狙われる立場にあるため、少しでも不自然さを感じると食べることをやめます。
環境省が示している爬虫類の生態解説でも、トカゲは気温や日照条件によって活動量が大きく変わるとされています。特に気温が低い時間帯や、日陰が多い状況では、餌を見つけても積極的に動かないことがあります。
餌を食べないときに考えられる主な原因を整理すると、次の通りです。
- ・人の影や動きが近く、警戒している
- ・気温が低く、体が十分に温まっていない
- ・すでに他の餌を食べてお腹が空いていない
- ・餌のサイズが大きすぎる
- ・動きが不自然で獲物と認識されていない
例えば、朝早い時間帯や夕方遅くでは、トカゲは体温が上がりきっておらず、反応が鈍くなりがちです。この場合、日向でしばらく様子を見るだけで、急に動きが活発になることがあります。
実際の観察例では、餌を食べなかったトカゲに対し、少し距離を取り、5分ほど動かずに待ったところ、警戒が解けて自然に近づいてきたという報告があります。また、餌を半分ほどのサイズに小さくしただけで、反応が大きく変わったケースもあります。
餌の動かし方も重要です。空中でぶらぶらさせるより、地面を這わせるように動かした方が、トカゲの捕食行動を引き出しやすくなります。逆に、何度も同じ動きを繰り返すと不自然に見えるため、少し間を空ける工夫も効果的です。
まとめとして、餌を食べないからといって失敗だと決めつける必要はありません。環境、時間、距離、餌の大きさや動かし方を一つずつ調整することで、状況が大きく改善することは珍しくありません。
【カナヘビ釣り】餌はトカゲと同じでいい?
トカゲ釣りとあわせてよく聞かれるのが、「カナヘビ釣りでも同じ餌を使っていいのか」という疑問です。結論としては、基本的な考え方は同じですが、細かい点では調整した方が成功率は高くなります。
カナヘビもトカゲと同様に昆虫食で、小さな生き物を主に食べています。そのため、ミミズや小型昆虫といった餌は共通して使えます。ただし、体の大きさや動き方に違いがあるため、餌のサイズや演出方法には注意が必要です。
自然観察資料では、カナヘビはトカゲよりも動きが素早く、視覚への反応がより鋭いとされています。そのため、大きすぎる餌や動きの少ない餌よりも、小さくて素早く動くものの方が反応が良い傾向があります。
両者の違いを分かりやすく整理すると、次のようになります。
| 項目 | トカゲ | カナヘビ |
|---|---|---|
| 好む餌 | ミミズ・小型昆虫 | 小型昆虫中心 |
| 餌のサイズ | やや大きめでも可 | 小さめが安全 |
| 反応 | 慎重だが確実 | 素早いが警戒心も強い |
実例として、同じ場所でトカゲとカナヘビの両方を観察したケースでは、トカゲにはミミズが効果的だった一方、カナヘビは小さな昆虫の方が明らかに反応が良かったと報告されています。このように、同じ餌でも結果が変わることがあります。
まとめると、カナヘビ釣りでもトカゲと同じ餌を使うことは可能ですが、より小さく、より自然な動きを意識することで成功率が高まります。対象となる生き物の特徴に合わせて微調整することが、釣りを楽しむコツです。
まとめ:トカゲ釣りのエサの正しい選び方と成功のポイント
トカゲ釣りを成功させるために最も重要なのは、特別な餌や道具を使うことではなく、トカゲの立場に立って考えることです。自然界で何を食べ、どんな環境で行動しているのかを理解することで、エサ選びや使い方の判断がしやすくなります。
ここまで解説してきた内容を踏まえると、成功率を高めるポイントは「自然に近い餌を選ぶ」「環境や時間帯を意識する」「無理に追いかけない」という点に集約されます。家にあるもので代用できる場合もありますが、基本は自然界の食べ物を基準に考える方が失敗は少なくなります。
実際の体験や観察例でも、トカゲの行動をよく観察し、条件を少しずつ調整した人ほど、安定して釣りや観察に成功しています。焦らず、試行錯誤を楽しむ姿勢が、結果的に一番の近道になります。
このように、トカゲ釣りのエサ選びは知識と観察の積み重ねです。正しい考え方を身につければ、初めてでも無理なく成功体験を得ることができ、自然への理解もより深まります。
- ・トカゲ釣りは自然界の食性を基準に、動きのある小さな餌を選ぶと成功率が上がります
- ・仕掛けは糸と棒で十分で、餌は地面を這うように自然に動かすのが効果的です
- ・食べないときは距離・気温・時間帯・餌のサイズや動かし方を調整すると改善しやすいです
- ・カナヘビ釣りも基本は同じですが、より小さめの餌と素早い動きを意識すると反応が良くなります
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