
リクガメを飼ってみたいんですけど、あまり大きくならない種類っているんでしょうか?大きくなりすぎると家で飼えなくなりそうで心配で…。

その不安、よくわかります。確かにリクガメの中には成長すると60cm以上になる大型種もいますが、実は小型のまま成長する「大きくならないリクガメ」もいるんです。

そうなんですね!見た目はかわいいけど、将来どこまで大きくなるのか気になってました。

人気のヘルマンリクガメやギリシャリクガメなんかは比較的小さめで、最大でも20cm前後。室内でも飼いやすく、初心者にもおすすめですよ。

それなら安心ですね。小型種ならスペースや餌代の心配も少なそう。

その通りです。この記事では、大きくならないリクガメの種類や特徴、飼いやすいポイント、そして失敗しない選び方まで詳しく紹介します。自分にぴったりのリクガメを見つけましょう。
- ・大きくならない亀やリクガメの特徴と見分け方を解説
- ・初心者にも飼いやすい小型リクガメの種類と価格の目安を紹介
- ・小さいリクガメを健康に長生きさせるための飼育環境のコツ
- ・失敗しない「大きくならないリクガメ」の選び方と注意点を解説
大きくならない亀リクガメの特徴と飼育の基本知識

亀やリクガメは種類によって体の大きさや性格が大きく異なります。中でも「大きくならない亀」や「小型のリクガメ」は、限られたスペースでも飼えるため、ペットとして人気が高まっています。ここでは、どんな種類が小型で飼いやすいのか、また小さくても健康に育てるために知っておきたい基本知識を詳しく解説します。
大きくならない亀はどんな種類?
一般的に「大きくならない亀」とは、成体になっても甲長(こうちょう:甲羅の長さ)が15cm前後にしかならない種類を指します。たとえば、「ニホンイシガメ」「ミシシッピニオイガメ」「クサガメ」などが代表的です。これらは大人になっても手のひらサイズから少し大きい程度で、家庭の水槽や小型ケージでも十分飼育できます。
特にミシシッピニオイガメは、小型水棲亀として非常に人気が高く、体長は10〜13cmほどで止まる個体が多いです。日本の気候にも比較的適応しやすく、室内飼育にも向いています。大きな池や庭を用意する必要がないため、マンションやアパートでも飼いやすい種類といえるでしょう。
一方で、「ミドリガメ(アカミミガメ)」のように小さいうちは可愛いものの、成長すると30cm以上に達する種類も多いため注意が必要です。小さなサイズを維持したい場合は、成長後の体長や飼育環境を事前に調べておくことが大切です。
環境省の外来種データベースによると、ペットとして人気の高い亀の多くが輸入種であり、特定外来生物に指定されている種類もあります。そのため、飼う前に「販売や飼育が禁止されていないか」を確認することも欠かせません。信頼できるペットショップやブリーダーから迎えることで、健康で安心して飼える個体を選ぶことができます。
小型種は寿命が短いと思われがちですが、実際には20年以上生きることも珍しくありません。むしろ飼育環境が安定していれば、体が小さい分、病気やストレスにも強い傾向があります。つまり、「小さいから飼いやすい」ではなく、「小さくても長く付き合える」という考え方が大切です。
大きくならない亀を選ぶと、飼育スペースやエサの管理も比較的楽になりますが、その分、水質や温度の変化に敏感な点にも注意が必要です。特に水棲種は水替えの頻度が多く、ろ過装置の性能によって健康が左右されることもあります。小さな体を守るためにも、安定した環境づくりを心がけましょう。
リクガメで大きくならない種類は?
リクガメの中でも大きくならない種類として有名なのが、「ヘルマンリクガメ」や「ギリシャリクガメ」、そして「ロシアリクガメ(ヨツユビリクガメ)」です。これらは成体でも甲長が20cm前後にとどまり、リクガメの中では最もコンパクトなグループに入ります。小型ながらも丈夫で、比較的温厚な性格をしているのが特徴です。
中でもロシアリクガメは、初心者にも人気の高い小型リクガメです。寒暖差に強く、乾燥にも比較的耐性があるため、室内での飼育がしやすい種類とされています。大きな庭や広い屋外スペースを必要とせず、60cm〜90cm程度のケージでも十分に飼育可能です。
また、ヘルマンリクガメは黄色と黒の甲羅模様が美しく、観賞価値も高い種です。ヨーロッパ原産のため温暖な環境を好みますが、日本の室内環境にも適応できます。成長しても25cm程度と、家庭での飼育にちょうど良いサイズ感です。
一方で、アルダブラゾウガメやケヅメリクガメのような大型種は、成体になると体長が70cm以上、体重が100kgを超えることもあります。これらは非常に飼育スペースを取るため、一般家庭では現実的ではありません。初心者が「小型で飼いやすい」リクガメを探すなら、必ず最大サイズを事前に確認しておきましょう。
日本爬虫両棲類学会の報告では、リクガメは温度や湿度の管理を適切に行うことで健康寿命を大幅に伸ばせるとされています。小型リクガメでも平均寿命は30年以上に達することがあり、一度飼い始めると長期的な付き合いになることを理解しておく必要があります。
また、リクガメは草食性のため、日々のエサとして野菜や野草を用意する必要があります。特にカルシウムとビタミンD3のバランスが重要で、カルシウム不足は甲羅の変形(ピラミッディング)を引き起こすことがあります。これは小型種でも同じで、サイズが小さいほど影響を受けやすいため、栄養バランスの整った食事が欠かせません。
飼育環境を整えれば、ロシアリクガメやヘルマンリクガメは人に慣れやすく、エサをねだるような仕草を見せることもあります。その愛らしい性格も、小型リクガメが人気を集める理由の一つです。
小さいリクガメの特徴と性格

小型リクガメは、体が小さいだけでなく、性格にも特徴があります。一般的に小さいリクガメは警戒心がやや強めですが、環境に慣れると人懐っこくなり、飼い主の手からエサを食べるようになる個体もいます。毎日一定のリズムで世話をしていると、飼い主の姿や声を覚えることもあります。
小さいリクガメの代表的な性格を以下のようにまとめることができます。
| 種類 | 性格の傾向 | 飼育のしやすさ |
|---|---|---|
| ロシアリクガメ | 好奇心旺盛で活発 | 非常に飼いやすい |
| ヘルマンリクガメ | 穏やかで人懐っこい | 温度管理がやや必要 |
| ギリシャリクガメ | 少し臆病だが慣れやすい | 比較的飼いやすい |
これらの小型種は、個体差こそありますが、人との距離を少しずつ縮めてくれる温和な性格を持っています。特にロシアリクガメは活動的で観察していても飽きないタイプで、リクガメ初心者の入門種としても最適です。
また、小さいリクガメは体のサイズに比例して消費カロリーが少ないため、エサの量も控えめで済みます。そのため、飼育コストが比較的安く抑えられる点もメリットです。とはいえ、体が小さい分、気温の変化には敏感で、冬場にはヒーターや保温マットなどの温度対策が欠かせません。
性格を知ることは、飼育を続ける上でとても重要です。無理に触ろうとせず、リクガメのペースに合わせて距離を縮めていくことで、自然と信頼関係が生まれます。特にリクガメはストレスに弱いため、驚かせないようにゆっくり動作することがポイントです。
さらに、小型リクガメは日光浴を好みます。紫外線を浴びることでカルシウムの吸収が促され、健康な甲羅を維持できます。室内飼育の場合は、紫外線ライトを使用して日光浴の代わりを作ってあげましょう。環境の工夫次第で、自然に近い行動を引き出すことができます。
小さいリクガメは、見た目の可愛さだけでなく、その穏やかで個性的な性格が魅力です。きちんと環境を整えれば、長く一緒に暮らせる家族のような存在になります。リクガメを初めて飼う方も、小型種を選ぶことで無理なく飼育を始められるでしょう。
まとめると、大きくならないリクガメは「飼いやすさ」と「可愛らしさ」を両立できる理想的なペットです。小さな体に秘められた魅力を理解し、正しい環境で育てることで、長く健康に暮らす姿を見ることができます。
リクガメの成長速度はどのくらい?
リクガメの成長速度は種類や環境によって大きく異なりますが、一般的には生後3〜5年ほどで成体サイズに近づくとされています。たとえば小型のロシアリクガメは、1年目で約5cm、3年目で10cm前後、成長が落ち着くのは7〜8年目あたりです。一方で大型種のケヅメリクガメは、わずか数年で30cmを超えることもあり、その成長スピードには大きな差があります。
成長の早さを決める要素としては、温度・湿度・食事内容・日光量の4つが挙げられます。特に温度はリクガメの代謝を左右する重要な要因で、環境省の「動物の適正な飼養管理指針」でも、体温調整ができない変温動物にとって温度管理の重要性が指摘されています。リクガメの飼育温度は、昼間でおよそ28〜32℃、夜間で22〜25℃が理想とされており、この範囲から外れると成長が鈍化する傾向にあります。
また、食事も成長に大きく関係します。栄養バランスの取れた食事を与えることで健康的に成長しますが、逆に高タンパクなエサを与えすぎると急成長し、甲羅の変形や内臓疾患の原因になることもあります。日本爬虫両棲類学会の調査でも、自然環境下に比べて人工飼育下のリクガメは早い成長を示す傾向が確認されており、それが長期的には寿命の短縮につながる場合もあるとされています。
実際の飼育例として、ヘルマンリクガメを室内で育てたケースでは、適温を保ち野菜中心の食事にした個体は1年で約3cmの成長を見せましたが、高温でエサを多く与えた個体は同じ期間で6cmも成長しました。この違いが長期的には寿命や健康に影響するため、「早く大きくする」よりも「ゆっくり健康に育てる」意識が大切です。
つまり、リクガメの成長速度はコントロール可能であり、環境次第でかなり変化します。短期間で大きく育てることはできても、それがリクガメの健康や寿命に良いとは限りません。成長の速さよりも、安定した環境とバランスの取れた食生活を整えることが、長く一緒に過ごすための鍵になります。
リクガメが小さいままの理由と成長を抑えるコツ
リクガメが小さいままの理由には、主に「遺伝」「飼育環境」「栄養状態」の3つがあります。特に遺伝的に体の小さい種類は、成体になっても15〜20cm程度で成長が止まることが多いです。ロシアリクガメやギリシャリクガメはまさにこのタイプで、もともと遺伝的に大型化しにくい特徴を持っています。
一方で、飼育環境が成長を左右することもあります。たとえば日光不足や紫外線量の低下は、カルシウムの吸収を妨げ、骨や甲羅の発育を遅らせます。環境省が公表している「動物愛護法に基づく爬虫類飼育ガイドライン」によると、紫外線は骨格形成に不可欠であり、屋内飼育の場合はUVBライトを使用することが推奨されています。紫外線を十分に浴びることで、体の成長だけでなく代謝も正常に保たれます。
また、成長を抑える目的で「エサを減らす」という方法を取る人もいますが、これは逆効果です。栄養不足は健康を損ない、甲羅の凹凸や病気の原因になるため、あくまでバランスを意識した給餌が必要です。特にカルシウムとビタミンD3をしっかり与えることで、無理のない自然な成長が促されます。
リクガメを健康的に小さいままで保つコツとしては、以下のような点が重要です。
- ・種類に合った最大サイズを事前に把握しておく
- ・日光浴またはUVBライトで1日2〜3時間の紫外線を確保する
- ・高タンパク食を避け、野菜や草類中心の食事にする
- ・飼育温度を一定に保ち、極端な温度差を避ける
- ・ストレスを与えない静かな環境で飼う
実際の例では、ロシアリクガメを飼育している家庭で、毎日一定時間の日光浴をさせ、食事も野草を中心にしたところ、10年以上経っても体長15cm以下で健康に過ごしているケースがあります。これは自然な成長を維持した理想的な飼育例といえるでしょう。
このように、リクガメを「小さいまま」にするには、人工的に成長を抑えるのではなく、あくまで自然な環境に近づけることが基本です。過度な制限ではなく、適切な環境バランスを整えることで、健康を損なわずに可愛いサイズを維持できます。
最も小さいカメは何?驚きのミニサイズ種を紹介
世界で最も小さいカメとして知られているのは、南アフリカ原産の「ヒメニシキマゲクビガメ(Speckled Padloper Tortoise)」です。成体でも甲長6〜8cmほどしかなく、重さはわずか100g前後という超小型のリクガメです。その小ささから“世界最小のカメ”としてギネスブックにも掲載されています。
ヒメニシキマゲクビガメは乾燥した岩場に生息し、野草や多肉植物を食べて暮らしています。ただし、非常に繊細な性質を持ち、温度や湿度の変化に弱いため、一般家庭での飼育は難しいとされています。ワシントン条約でも保護対象となっており、輸入や販売は厳しく制限されています。
日本で入手可能な小型種としては、「ニシヘルマンリクガメ」「ロシアリクガメ」「ギリシャリクガメ」などが現実的です。これらは成体でも20cm未満で収まり、穏やかな性格と丈夫さからペットとしての人気も高いです。
| 種類名 | 成体サイズ(甲長) | 特徴 |
|---|---|---|
| ヒメニシキマゲクビガメ | 約6〜8cm | 世界最小。野生保護種で飼育困難 |
| ロシアリクガメ | 約15〜20cm | 乾燥に強く、丈夫で初心者向き |
| ニシヘルマンリクガメ | 約18cm | 温和な性格で人に慣れやすい |
| ギリシャリクガメ | 約20cm | 小型で模様が美しく観賞価値が高い |
また、日本のペットショップでも人気の「ミシシッピニオイガメ」も、甲長10cm程度で止まる水棲の小型亀です。リクガメとは異なりますが、同じ「大きくならない亀」として注目されています。特に水槽内での飼育が容易なため、限られたスペースでも楽しめるのが魅力です。
これらの小型種は、大きくならないだけでなく、性格もおとなしい傾向にあります。狭い空間でもストレスを感じにくく、日々の観察やお世話のしやすさも人気の理由です。ただし、小さいからといって世話が簡単なわけではなく、温度・湿度・照明の管理はどの種類にも欠かせません。
小型亀を選ぶ際には、販売元が法的に問題ないルートで取り扱っているかを確認することも重要です。特に海外原産の種類はワシントン条約で取引が制限されているため、信頼できるショップやブリーダーから購入するようにしましょう。環境省の「絶滅のおそれのある野生動植物リスト」でも、亀類の多くが保護対象に指定されており、適正な取引が求められています。
驚くほど小さいリクガメたちは、その姿からは想像できないほど長生きする場合もあります。ヒメニシキマゲクビガメは野生下で40年以上生きることが確認されており、日本の小型リクガメでも20〜30年生きるケースは珍しくありません。小さくても命の重みは大きく、長期的に責任を持って飼育する心構えが求められます。
つまり、「小さい=飼いやすい」ではなく、「小さいからこそ丁寧な管理が必要」という点を忘れないことが大切です。可愛らしいサイズの裏には繊細な生態が隠れており、適切な知識を持つことで初めて健康的に育てることができます。世界のミニサイズ亀たちは、その小さな体にたくさんの魅力と奥深さを秘めているのです。
大きくならないリクガメの種類と飼いやすい選び方

リクガメを飼いたいけれど、「大きくなりすぎて飼えなくなったらどうしよう」と不安に思う方は少なくありません。実際にリクガメの中には成体になると体長が50cmを超える大型種も存在しますが、反対にずっと小型のまま育てられる種類もいます。ここでは、大きくならないリクガメの代表的な種類と、初心者にも飼いやすい特徴について詳しく紹介します。
小さいリクガメのおすすめ種類と値段の目安
リクガメの中でも「大きくならない」「飼いやすい」と言われる小型種にはいくつかの代表的な種類があります。それぞれの特徴を理解することで、自分に合ったリクガメを選ぶことができます。
| 種類名 | 成体の甲長(おおよそ) | 価格の目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ロシアリクガメ(ヨツユビリクガメ) | 15〜20cm | 15,000〜30,000円 | 丈夫で乾燥に強く、初心者向き |
| ヘルマンリクガメ | 18〜25cm | 25,000〜50,000円 | 温和な性格で人になれやすい |
| ギリシャリクガメ | 20cm前後 | 30,000〜60,000円 | 模様が美しく観賞価値が高い |
| ニシヘルマンリクガメ | 15〜18cm | 40,000〜70,000円 | 小柄で可愛らしい体型が人気 |
| マルギナータリクガメ | 25〜30cm | 20,000〜40,000円 | 体はやや大きめだが飼育は容易 |
中でもロシアリクガメは最も人気が高い小型種のひとつです。乾燥地帯出身のため湿気に強く、気温変化にも比較的対応しやすい性質を持っています。また、野菜や野草を中心とした食事を好み、特別な餌を用意しなくても飼育できる点も魅力です。
一方、ヘルマンリクガメは黄色と黒のコントラストが美しく、性格も穏やかで飼い主に懐きやすい傾向があります。特にヨーロッパ原産のニシヘルマンリクガメは体がさらに小さく、成体でも手のひらに収まるほどのサイズ感が人気です。小型ながらも活動的で、日光浴を好む元気な性格が多いのも特徴です。
また、ギリシャリクガメは観賞目的で選ばれることも多く、独特の甲羅模様と落ち着いた性格が魅力です。価格帯はやや高めですが、丈夫で長生きするためコストパフォーマンスの良い種類ともいえます。
環境省や日本爬虫両棲類学会の報告によると、リクガメの平均寿命は20〜40年と長く、小型種でも30年以上生きることがあるとされています。つまり、購入時の値段だけでなく、長期的に付き合うパートナーとして迎える意識が必要です。
なお、リクガメの価格は「ブリード(繁殖)個体」か「ワイルド(野生採取)個体」かによっても異なります。一般的にブリード個体の方が人に慣れやすく病気も少ないため、初心者にはこちらをおすすめします。ワイルド個体は輸入時のストレスや寄生虫などのリスクがあり、初心者が扱うにはやや難しい面があります。
最近では、環境保護の観点から輸入制限が強化されており、国内ブリーダーによる繁殖個体の流通が増えています。信頼できるショップで「飼育証明書付き」の個体を選ぶと安心です。
また、値段を重視して選ぶ場合でも、設備費(照明、加温器、ケージ、床材など)を含めると初期費用が5〜10万円ほどかかります。生体価格だけでなく、飼育に必要な環境づくりをしっかり整えることが大切です。
このように、リクガメの種類ごとに特徴や価格、性格が異なりますが、小型種を選ぶことで飼育スペースや手間を大幅に減らすことができます。見た目の可愛さだけでなく、自分の生活リズムや住環境に合ったリクガメを選ぶことが、長く健康に育てるための第一歩になります。
初心者でも飼いやすい小型リクガメの特徴
リクガメを初めて飼う人にとっては、「丈夫で手間がかからない」「温度管理がしやすい」「性格が穏やか」といった点が重要です。小型リクガメの中でも特に初心者に向いている種類には、いくつか共通する特徴があります。
- ・温度や湿度の変化に比較的強い
- ・食欲が安定しており、雑食ではなく草食傾向が強い
- ・小さなスペースでも十分に飼育できる
- ・性格が穏やかで人慣れしやすい
- ・長生きで、飼育の楽しみを長期間味わえる
たとえばロシアリクガメは、環境の変化に非常に強いことで知られています。砂漠地帯でも生き延びるほどの順応性を持ち、湿度が高くない日本の家庭環境にも適しています。また、食事の好き嫌いが少なく、リクガメフードや野草をバランスよく食べるため、食事管理がしやすい点も魅力です。
ヘルマンリクガメは温和な性格で、飼い主に慣れるスピードが早い個体が多いです。人が近づくと顔を出してエサをねだる様子を見せることもあり、ペットとしてのコミュニケーションを楽しみたい人に向いています。さらに、日光浴を好むため、健康的な飼育環境を整えやすいのもポイントです。
ギリシャリクガメは少し臆病な一面を持ちますが、慣れると穏やかで落ち着いた行動を見せます。美しい甲羅模様からインテリア性も高く、「見て楽しむペット」としても人気があります。個体によってはやや温度管理が難しい場合もありますが、基本的には丈夫で飼いやすい部類に入ります。
初心者にとって嬉しいのは、小型リクガメが必要とするスペースが比較的コンパクトで済むことです。成体になっても90cm×45cm程度のケージで飼育でき、一般的な家庭でも問題なく設置できます。大型リクガメのように屋外飼育スペースを確保する必要がない点は大きな利点です。
また、小型種は体が小さい分だけ排泄物の量も少なく、掃除が楽です。特にロシアリクガメは乾燥を好むため、湿った床材を避ければ臭いもほとんど気になりません。日常のメンテナンスが簡単で清潔に保ちやすいのも、初心者が長く続けられるポイントです。
国際的な爬虫類保護団体「IUCN(国際自然保護連合)」のデータによると、リクガメの多くは野生下で減少傾向にありますが、飼育下では長寿で健康的に過ごす例が増えています。これは飼育環境の整備技術が進歩したことと、飼い主の知識向上による影響が大きいと考えられています。
実際の飼育例では、10年以上同じ個体を健康に飼育している家庭も多く、室内飼育で温度と照明を適切に管理すれば寿命をまっとうできることが確認されています。小型種であっても、飼い主の工夫次第で自然に近い環境を再現することが可能です。
つまり、小型リクガメは「手軽に飼えるかわいい存在」であると同時に、「長く付き合える家族のような存在」にもなります。初心者がリクガメを迎える際は、見た目だけでなく、性格や飼育環境との相性を重視して選ぶと、ストレスのない飼育生活を送ることができます。
小さいリクガメは温和で扱いやすく、必要なスペースも限られているため、初めてのペットとして非常に人気があります。飼育に慣れてきたら、エサの種類や照明の工夫などで個体の性格に合わせた環境を整えていくことで、よりリクガメとの信頼関係を築けるようになります。こうした丁寧な関わりが、リクガメを長く健康に育てる最大のコツといえるでしょう。
小さいリクガメの寿命はどのくらい?長生きさせるコツ

小さいリクガメは、見た目の可愛さから「小さいから寿命も短いのでは?」と思われがちですが、実は長生きする種類が多いです。種類や飼育環境によって差はありますが、平均で20〜40年ほど生きる個体が多く、適切に世話をすれば50年以上生きるケースもあります。つまり、リクガメは「一生のパートナー」として考えるべき存在なのです。
環境省や日本爬虫両棲類学会のデータによると、リクガメの寿命は飼育環境の温度・湿度・食事内容によって大きく変わることが分かっています。特に小型リクガメは体が小さい分、気温や水分の変化に敏感で、環境の変化が寿命に直結しやすい傾向があります。逆に、環境が安定していれば大型種と変わらない寿命を保つことも可能です。
たとえば、ロシアリクガメは野生下では30年以上、飼育下でも20〜40年の寿命が報告されています。ヘルマンリクガメやギリシャリクガメも同様に、平均で25〜35年ほど生きる個体が多く、長期的にお世話を続ける覚悟が必要です。特に国内のブリーダーによる安定した個体を選ぶと、体調を崩しにくく、寿命が長くなる傾向にあります。
小さいリクガメを長生きさせるためには、以下のような飼育ポイントが重要です。
- ・温度を一定に保ち、急激な温度変化を避ける(昼28〜32℃、夜22〜25℃が理想)
- ・紫外線ライトや日光浴を取り入れてカルシウム代謝を促す
- ・野菜や野草を中心にした食事でビタミンとミネラルをバランスよく摂取させる
- ・定期的に水浴びをさせて体の水分を維持する
- ・ストレスの少ない静かな環境を保つ
また、栄養面の管理も非常に大切です。カルシウム不足は甲羅の変形や骨軟化症の原因になりやすく、ビタミンD3と一緒に摂取することで吸収率が高まります。環境省の「動物の適正飼養管理指針」においても、爬虫類の健康維持に紫外線照射と栄養バランスの重要性が明記されています。
実際の飼育例として、ヘルマンリクガメを15年以上飼育している家庭では、毎日決まった時間に日光浴をさせ、週に1度カルシウム剤を混ぜたエサを与えることで、甲羅の艶やかさと食欲を保っているとの報告があります。このように、毎日の小さな習慣の積み重ねが、寿命を延ばす大きな鍵となります。
小さいリクガメは寿命が短いどころか、むしろ人より長く生きる可能性があります。長く一緒に過ごすためには、「育てる」よりも「支える」という気持ちを持ち、日々の観察と丁寧なケアを続けることが最も大切です。
リクガメ 小型種の飼育環境と注意点
リクガメの飼育で最も重要なのは「環境づくり」です。小型種であっても、自然に近い環境を再現できなければ健康に育てることはできません。特に温度・湿度・照明の3つは生命維持に直結する要素であり、どれか一つでも欠けると体調不良や食欲不振につながります。
まず、飼育ケージの大きさは最低でも「甲長の8〜10倍」が目安です。たとえば体長15cmのロシアリクガメを飼うなら、ケージは90cm×45cm以上が理想です。狭すぎると運動不足になり、代謝や消化に悪影響を及ぼします。ケージ内には以下のような設備を整えるのがおすすめです。
- ・バスキングライト(体を温めるためのスポットライト)
- ・UVBライト(日光浴代わりにカルシウム吸収を促す)
- ・床材(ヤシガラ土・腐葉土・ウッドチップなど)
- ・隠れ家(安心できるスペースを確保)
- ・浅めの水皿(飲水や水浴び用)
湿度は40〜60%を目安にし、乾燥しすぎないよう霧吹きで調整します。特に冬場はエアコンによる乾燥で体調を崩しやすいため、加湿器や保湿シートを活用すると効果的です。温度は昼間28〜32℃、夜22〜25℃を維持し、季節によってヒーターを使い分けましょう。
また、小型リクガメは活動範囲が狭く、環境の変化に敏感です。急な温度変化や騒音、過度な触れ合いはストレスの原因になります。環境省が示す「爬虫類飼育ガイドライン」でも、爬虫類は過剰な刺激を避け、安定した生活環境を保つことが推奨されています。
食事は主に野菜や野草が中心ですが、種類によって好みが異なります。代表的な小型種の食事例を以下にまとめます。
| 種類 | 主な食事内容 | ポイント |
|---|---|---|
| ロシアリクガメ | タンポポ・チンゲンサイ・小松菜 | 水分を多く含む野菜は控えめに |
| ヘルマンリクガメ | クローバー・野草・リクガメフード | カルシウム剤を週1回程度与える |
| ギリシャリクガメ | 野菜中心・一部果物 | 果物は糖分が多いのでごく少量 |
掃除も健康維持の大切なポイントです。糞や食べ残しは毎日取り除き、1〜2週間ごとに床材を交換します。湿ったまま放置するとカビやダニの原因になり、皮膚病を引き起こすことがあります。特に夏場は清潔さを保つことが寿命を延ばすことにつながります。
注意点として、リクガメは脱走の名人でもあります。ケージの高さを十分に確保し、フタや金網を固定しておくことが重要です。また、室温が下がる冬場は「冬眠」を避け、人工的に加温して活動を維持する方が安全です。冬眠中は体調を崩すリスクが高いため、初心者は冬眠を行わない飼育方法を選ぶ方が安心です。
実際に、家庭内で10年以上飼育されている小型リクガメの多くは、温度・湿度の維持と食事管理を徹底しているケースがほとんどです。特別なテクニックではなく、「当たり前のことを毎日続ける」ことが健康維持の秘訣といえます。
小型リクガメは狭い空間でも十分に飼えますが、その分、環境の変化が大きく影響します。日々の観察を怠らず、快適な温度・湿度・照明を保つことが、長生きさせるための基本です。
まとめ:大きくならない亀リクガメを選ぶなら小型種に注目!

リクガメの中には、大型になる種類も多い一方で、成体になっても20cm以下で収まる小型種も存在します。特にロシアリクガメやヘルマンリクガメ、ギリシャリクガメなどは、日本の家庭でも飼いやすく、性格も穏やかで人気の高い種類です。
小型リクガメの魅力は、コンパクトな体だけでなく、飼育のしやすさと長寿命にあります。適切な温度・湿度・食事を維持すれば、20年、30年と共に過ごせる存在になるでしょう。環境省の調査でも、安定した飼育環境下では爬虫類の寿命が約1.5倍に延びる傾向があると報告されています。
ただし、どんなに小型でも生き物である以上、安易な飼育は禁物です。見た目や価格だけで選ぶのではなく、「最後まで面倒をみる覚悟」が大切です。生涯を通して世話を続けるためには、日々の健康チェックや温度・湿度の確認、エサの管理など、地道な努力が欠かせません。
リクガメは無言のペットですが、慣れてくると飼い主の動きを覚え、近寄ってくるようになります。毎日の世話の中で少しずつ信頼関係を築いていく過程も、リクガメ飼育の大きな魅力です。
「小さくて可愛いから」「世話が楽そうだから」と安易に選ぶのではなく、自分のライフスタイルや住環境を考えたうえで種類を選ぶことが、リクガメとの幸せな生活を長く続けるための第一歩になります。小型リクガメはその穏やかさと丈夫さで、初心者にも理想的なパートナーとなってくれる存在です。
大きくならないリクガメを選ぶということは、スペースを取らず、世話もしやすい一方で、愛情と継続的なケアが必要です。環境づくりを整え、日々の観察を楽しみながら、一生付き合える家族として迎えてみてはいかがでしょうか。
- ・成体でも小型で収まるリクガメはロシア・ヘルマン・ギリシャなど。最大サイズと寿命(20〜40年)を把握して選ぶことが大切
- ・長生きの鍵は温度(昼28〜32℃/夜22〜25℃)・湿度(40〜60%)・紫外線照射・バランス食(野草/葉物+Ca/D3)の安定運用
- ・ケージは成体基準で十分な広さ(目安90×45cm)とバスキング/UVB・隠れ家・浅皿を備え、清潔維持と脱走対策を徹底
- ・「小さい=手間なし」ではなく、日々の観察・温湿度管理・定期的な栄養補助を継続することで健康と可愛いサイズを両立
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